電子デバイス・フォトニクス工学コース

光エネルギーデバイス研究室

光エネルギーデバイス研究室

メンバー紹介

准教授/田中久仁彦

研究キーワード

  • 太陽電池
  • 非真空プロセス
  • 化合物半導体
  • 分光

研究内容

安価で環境にやさしい太陽電池の研究・開発をしています.
本研究室が作製する太陽電池の特徴は二つあります.一つは環境にやさしい元素(毒性が低く,地殻に豊富に存在する)安価な元素を用いるということです.もう一つは大気中での作製です.半導体は真空中で作製することが多いですが,真空装置は高価であり,取り扱いもめんどうです.よって,大気中で作ることができれば,安価で容易に作ることが可能となります.
また,性能が良い太陽電池を作ろうとしたら,太陽電池に用いられている半導体の性質を詳しく知る必要があります.特に,太陽電池の発電効率は,太陽電池の心臓部である光吸収層に含まれる欠陥や不純物から大きく影響を受けるので,これらを詳しく調べることは重要です.半導体中の欠陥や不純物は半導体の光学特性に大きく影響を与えます.本研究室では特に半導体からの発光を調べることで,光吸収層に用いる半導体の欠陥や不純物について詳しく調べています.また,高品質な試料=単結晶を作製し,光吸収層固有の性質についても分析を行っています.

光エネルギーデバイス研究室
三次元構造太陽電池の断面図. C-paste/Cu_2ZnSnS_4 coated TiO_2 fine particle/SnO_2:F/glass.

研究室の様子

田中研究室は共同運営で設立されてから4年,独立運営は2年目という比較的若い研究室です.基本的に拘束が緩く,週に1度ゼミを行う以外は,自分のペースで研究に取り組むことができます.あまり拘束がない分,主体的に研究に取り組むことができる環境です.また,田中先生が温厚でお話し好きなこともあり,研究室内で気軽に議論や質問ができる雰囲気になっています.普段の会話以外にも,報告書や論文,プレゼンテーション等の指導も熱心に行ってくださり,学生との距離はとても近いです.
研究環境に関しては,他の研究室の2倍ほどの広さを誇る居室を始め,多くの実験室も保有しており,快適に研究活動に取り組むことができます.また設備としては,冷蔵庫2台,ポット,電子レンジを始め,ソファや空気清浄器等も用意されています.特に研究室内の空気に関しては,田中先生がハウスダストにめっぽう弱いこともあり,常に清浄に保たれています(笑)
研究以外のイベントでは,お花見,花火大会,年に一度の研究室旅行,飲み会などがあり,日ごろから学年を問わず交流が盛んな,仲の良い研究室です.(by某M2)

光エネルギーデバイス研究室
初めて観測されたCu_2SnS_3からの励起子発光とドナー・アクセプタ対再結合発光