情報通信制御システム工学コース

自然言語処理研究室

自然言語処理研究室

メンバー紹介

准教授/山本和英

研究キーワード

  • 言語資源
  • 言語解析
  • ベトナム語処理

研究内容

自然言語処理は、Web上にある膨大な言語情報(テキスト)に対して検索・翻訳・要約など様々な処理を行って有益な情報を得る研究分野です。近年のSNS普及にともなってTwitterのツイート分析から様々な情報を得ることが可能になり、マーケティング(消費者の嗜好調査)や災害対応(被害の把握等)などの分野にも活用されています。さらに、近年のヒト型ロボットの普及に伴ってロボット対話の需要が拡大しており、これに対する賢い対話を行うための研究分野も自然言語処理に含まれます。

本研究室では、従来よりも高度な日本語処理を実現するための様々な基礎的研究、及びツールの開発を行っています。2015年から、日本語解析システム「雪だるま」の構築を開始し、従来から存在する解析ツールや解析辞書(言語資源)の集約を進めています。雪だるまの構築によって日本のどこにも存在しない研究基盤環境の構築が可能となり、これを一般に公開すると共に研究室で様々な目的で利用しています。

さらに、本研究室ではベトナム語やティグリーニャ語の処理も研究しています。これらはいずれも世界でほとんど研究されておらず、ティグリーニャ語処理についてはほぼ世界唯一の研究室です。

自然言語処理研究室
本研究室で開発中の日本語解析システム「雪だるま」の操作画面

研究室の様子

研究室は電気1号棟の4階にあります。1部屋のみですが、非常に広いのでゆったりとしています。部屋は学生用のスペースとミーティングスペースに大きく分かれ、ミーティングスペースには65インチ液晶ディスプレイがあり、通常指導教員の先生が執務を行っています。学生用スペースには学年に関係なく同一の大きな木製机(1600mm×800mm)とLinuxパソコンが学生全員に提供されています。パーティションがあるため、個室のような感じで周囲を気にすることなく研究に集中できます。

研究室では毎週ミーティングがあり、全員が研究の進捗を報告します。この他に修士学生には英語ゼミがあり、この時間には研究分野について英語のみで議論を行います。またこれとは別に英語勉強会があり、学生の英語力向上に努めています。この他に、自主的な勉強会も時々開催されます。

3月には配属したばかりの学部3年を含む学生全員が学会出張(言語処理学会年次大会)します。本研究室で参加する学会はすべて全国規模か国際会議なので、有名企業(Google、Microsoft、Yahoo!、楽天、リクルート、NTTなど)の方々と議論することができます。この他、毎年修士学生の多くが海外での国際会議発表(英語)を経験しています。

自然言語処理研究室
研究室内の風景