プラズマ力学研究室では, (1)フレミングの右手の法則を応用したMHD発電, (2)フレミングの左手の法則を利用したMHD加速とそれに関連する次世代推進機, (3)高周波高電圧を利用した大気圧プラズマとその産業応用, (4)大強度荷電粒子ビームを利用した基礎科学及び産業応用, (5)パルスパワー技術の開発, (6)核融合プラズマや基礎プラズマの理解などプラズマに関する様々な研究を進めています.
また, メタン高度利用技術研究センターの一員としても研究を進めており, 将 来の省エネルギー化, 低炭素社会に向けた高効率なエネルギー利用法として, 高温動作が可能なMHD発電を導入した発電システムを提案しています.
一方, 産業応用として非常に注目を集めている大気圧プラズマの高度利用方法 についても研究を進めております. 大気圧プラズマは産業システムの簡略化や処理の簡便さから近年注目を集めています. 大気圧で発生させたプラズマは熱量が小さいため, 材質そのものへのダメージは小さく, その反面非常に反応性が良いため, 表面処理や殺菌など様々な応用が期待されています.
その他にも大強度荷電粒子ビーム応用や, それに関連するパルスパワー電源, 装置開発, 核融合プラズマやそれに関連する基礎プラズマについても研究を進めております. このように我々のグループではプラズマというキーワードを軸にエネルギーや環境など幅広く研究を進めております.