身の回りで電気を使っていない機器を探すほうが難しい時代になっています。本研究室では,これらの電気製品に使用される電源回路の研究をしており,これまで実現できなかった小型・軽量な電源や,これまで電力を供給できなかった場所へ電力を供給する技術を開発しています。
また,近年の電気自動車(BEV)やプラグインハイブリッド自動車(PHEV)の普及を促進するため,パワーエレクトロニクス技術を応用してワイヤレス電力伝送に関する研究をしています。本技術は数cmから数十cmの空間を介して電力を伝送することが可能であり,EVユーザーは自動車を駐車場に停めるだけでバッテリを充電することが可能となります。特に現在はバッテリの充電時間を短縮するため,伝送電力の大電力化を目指した研究をしています。